日本ハム・上沢完投も援護なく8敗目 あと2勝の2年連続2桁勝利は厳しく

[ 2022年9月21日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1-3ソフトバンク ( 2022年9月20日    札幌D )

<日・ソ>7回、柳田を三振に仕留め雄叫びをあげる上沢(撮影・高橋 茂夫)
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 128球の力投は報われなかった。日本ハム・上沢が7安打3失点(自責2)で完投したものの、今季8敗目を喫した。打線は6回に中島の右翼線適時二塁打で1点を返した後、さらに1死満塁と攻めたが、頼みの松本剛が遊ゴロ併殺打。7回2死満塁では中島が二ゴロに終わり、援護を受けられなかった。

 「序盤に少しずつ点を重ねられてしまったのが、苦しかったかなと思います」

 2回1死三塁で川瀬の一ゴロを捕った清宮が本塁へ悪送球して先制点を献上。4回は先頭の柳田にソロを浴び、5回は2死から連打で3点目を失った。8回を終えて119球。「後半はコントロールも悪く、しんどかったけど、しんどいのから逃げていいのか。9回もいった方が何か見つかるんじゃないかと思った」と続投を直訴。味方の逆転を信じ、最後まで腕を振った。

 右足骨折による一時離脱がありながら、この日でシーズン規定投球回に到達。一方、残り2勝としていた2年連続2桁勝利は厳しくなった。「もう終わったことなので仕方ない」と前を向き、あと1試合とみられる登板を来季につなげる。(清藤 駿太)

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2022年9月21日のニュース