原監督“執念の采配”で巨人3連勝!4番・中田の犠打は実らずも…救援陣好投でCS進出へ前進

[ 2022年9月21日 21:17 ]

セ・リーグ   巨人2―1DeNA ( 2022年9月21日    横浜 )

<D・巨>6回、送りバントを決めた中田(右)を迎える原監督(撮影・島崎忠彦)
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 3位浮上の巨人は2位DeNAを2―1で下し3連勝。主砲・中田翔にチャンスで送りバントをさせた原監督の“執念の采配”は得点にはつながらなかったが、救援陣の活躍により逃げ切りに成功。今季残り6試合となり、クライマックスシリーズ(CS)進出へ向け一歩前進した。

 打線は初回、中田が初回、2死三塁から中前適時打を放ち1点を先制。同点とされた5回にはポランコ、ウォーカーの連打と大城の犠打で1死二、三塁のチャンスを作ると代打・若林のニゴロの間に1点を勝ち越した。

 先発のシューメーカーは制球が不安定ながらも3回まで無失点。4回、宮崎に12号ソロを浴び同点に追いつかれ、この回で降板。4回79球、打者18人に対し被安打4、被本塁打1、奪三振1、与四球3の1失点という内容に終わり「無駄な四球もあり球数が多くなってしまった。2回からは毎回ランナーを出してしまいリズムをつくることができなかった」とコメントした。

 6回の攻撃では1死一、二塁から4番・中田に犠打をさせるなど執念を感じる原采配を見せたが、後続が倒れ追加点ならず。7回にも2死三塁のチャンスを迎えたが坂本が中飛に倒れた。

 それでもこの日は救援陣が好投。2番手の畠が2イニングを打者6人ピシャリ。7回は3番手・平内が無失点。8回は4番手・高梨が打者2人を打ち取り、5番手の鍵谷が牧と宮崎に連打され2死一、三塁とピンチを招くも、6番手デラロサがソトを一球で二飛に仕留め無失点で切り抜けた。

 9回は新人守護神の大勢が締め逃げ切りに成功。大勢は36セーブ目を挙げ、2015年山崎康晃(DeNA)、22年栗林良吏(広島)がマークした新人最多37セーブまで「あと1」に迫った。

 なお、2番手の畠が2回無安打無失点3奪三振の好投で3勝目(1セーブ)を手にした。

 ▼中田(バントは)気持ちの準備はしていましたし、サインが出たからにはきっちり決めるだけでした。良かったです。

 ▼若林 追い込まれたときに二遊間が下がっていたのが見えたので、最低でも転がせば入ると思っていました。最低限の仕事ができたと思います。

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