ヤクルトM4 村上が流れ変えた!56号お預け、5戦不発も3試合ぶり安打からの逆転劇 石川は今季6勝目

[ 2022年9月21日 21:10 ]

セ・リーグ   ヤクルト6ー2中日 ( 2022年9月21日    バンテリンD )

<中・ヤ24>4回、逆転3ランホームランを放ったサンタナを笑顔で迎える村上(中)(撮影・椎名 航)
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 首位ヤクルトは、最下位・中日に6―2で勝利。マジック対象の2位・DeNAが巨人に敗れたため、リーグ2連覇に向けた優勝マジックは4となった。最短で優勝が決まるのは23日。先発の石川雅規投手(42)は5回途中を4安打2失点と粘投し、今季6勝目をあげた。主砲の村上宗隆(22)は3打数1安打だった。

 打線は、初回に満塁の好機を迎えるも無得点。しかし、2点ビハインドの4回に、村上が3試合ぶりの安打を放つと流れが変わった。続く、オスナもフェンス直撃の二塁打で出塁すると、無死二、三塁からサンタナが右中間への3ラン放ち、一気に逆転に成功。5回無死二塁にはキブレハンの適時二塁打で1点追加すると、終盤8回には、長岡の犠飛などでさらにリードを広げた。

 先発の石川は、2回までを無失点に抑える上々の立ち上がりをみせるも、3回2死二塁から岡林、大島に連打を許し、先制点を献上。以降は立ち直り、ベテランらしい落ち着いた投球でスコアボードにゼロを並べた。6回1死で大島に中前打を許して、5回1/3を4安打2失点で降板。7月7日の巨人戦(東京ドーム)以来、5試合ぶりに今季6勝目をあげた。

 1964年に王貞治(巨人)が記録した日本選手シーズン歴代最多の55本塁打に並んでいた村上の第1打席は四球。第2打席には17日の中日戦(バンテリンD)以来、3試合ぶりの安打をマークした。第3打席には両リーグトップの23個目となる敬遠。第4打席は見逃し三振、第5打席は空三振だった。今季56号はお預けもシーズン59本ペースを維持。のしかかる重圧をはねのけ、日本選手として未到の領域到達を目指す。

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