プロ野球オーナー会議 2軍だけの新規参入問題は「継続審議」 過去には山陽電気鉄道の「山陽クラウンズ」

[ 2022年9月21日 16:32 ]

イースタン・リーグを観戦するファン
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 プロ野球のオーナー会議が21日、都内で行われ、新型コロナウイルス感染予防は引き続き、従来通りの対策を継続していくことを確認した。

 また東京に本社を置く企業がオーナーとなり、2軍だけのプロ野球界参入を目指している問題について、「継続審議」とするとした。議長を務めた巨人の山口寿一オーナー(65)は「オーナーの皆さんから野球の振興に、野球界全体の発展につながるよう、しっかり検討して欲しいという指示がありまして、今後も検討が続くということ。きょうの段階ではこれ以上、報告できることは議論し、ありません」と話した。7月のオーナー会議でも議論されたが、進展はなかった模様だ。

 同企業は野球チームを保有しておらず、選手や指導者をどう集めるのか。野球協約が新規参入球団に課す計30億円の機構への納入は、2軍だけの場合でも必要かなど、解決すべき点は多そうだ。

 過去に2軍だけのプロ野球チームは、山陽電気鉄道の「山陽クラウンズ」があった。明石球場を本拠地に50年に結成され、52年春にはウエスタン・リーグの前身である関西ファーム・リーグに参加したが、経営難から同年10月に解散している。

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