【60号ジャッジと一問一答】「子供の頃は偉大な選手たちと同列で語れることなど想像もできなかった」

[ 2022年9月21日 13:02 ]

インターリーグ   ヤンキース9―8パイレーツ ( 2022年9月20日    ニューヨーク )

前日の試合で60号本塁打を放ち、仲間とハイタッチするジャッジ(AP)
Photo By AP

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が20日(日本時間21日)、パイレーツ戦に「1番・右翼」でスタメン出場、60号本塁打を放った。01年のバリー・ボンズ(ジャイアンツ、73本)以来、メジャー史上6人目(9度目)の60本塁打到達。ロジャー・マリス(ヤンキース)のア・リーグ記録61本にあと1本と迫った。試合後のジャッジの一問一答は以下の通り。

 ――60号到達の意味は。
 「数字については考えないから、言葉にするのは難しい。(ベーブ・)ルース、(ロジャー・)マリス、(ミッキー・)マントルといった偉大なヤンキースの選手たちは凄いことをたくさんやり遂げた。子供の頃は彼らと同列で語れることなど想像もできなかった。とてつもない名誉だ。軽々しく受け取るつもりはまったくない。ただ、まだ終わったわけではない。今シーズンはゲームが残っているから、まだ何勝かあげたい」

 ――記録のおかげで注目され、楽しめているか。
 「満員のヤンキースタジアムで首位を走るチームの一員としてプレーすることこそが、自分が夢見たことだった。だからすべての時間が大好きだ」

 ――60号を打った時の気持ちは。
 「“ちくしょう、満塁だった前の打席で打てれば良かったのに”と思った(笑)。自分に腹を立てていた。前の打席では後に繋いだり、きっかけになれる打席があった。(6回には)1点リードした一死満塁の場面で打席に立ったのに、三振してしまった。だからベースを回りながら、“もっと早く打てよ”と自分を責めていた。ただ、チームがやり遂げてくれた」

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月21日のニュース