阪神 糸井引退試合でミスから激痛黒星 連夜の敗戦で3位争い“2歩”後退 甲子園は沈黙

[ 2022年9月21日 22:38 ]

セ・リーグ   阪神4-10広島 ( 2022年9月21日    甲子園 )

<神・広>11回1死一塁、岩貞の悪送球を小幡が捕球しきれずピンチが拡大(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 阪神が21日、勝敗数で並んでいる4位広島との直接対決に敗れ、痛い5位転落となった。この日はクライマックス・シリーズ(CS)進出を争う3位巨人が勝利しており、2ゲーム差に広がる大ピンチとなった。

 4-4で迎えた延長11回の守備だった。7番手・岩貞が1死一塁からの小園の犠打を悪送球する失策から流れを失った。その後1死満塁にピンチが拡大し、上本に勝ち越し適時打を献上。さらに菊池涼、西川にも連続適時打を許すなどして岩貞は降板。続く加治屋もマクブルームに適時打を許し、この回6失点した。

 この日は今シーズン限りでの引退を発表した阪神・糸井嘉男外野手(41)の引退試合。その糸井は5回に代打で登場し、森下から見事に左前打を放って、有終の美を飾った。そんな超人にナインも奮起。6回には梅野が同点弾を放つなど流れを呼び寄せ、逆転勝利を目指したが、最後は力尽きて、甲子園も沈黙するしかなかった。

 延長10回の1死一、二塁では糸井の後継者の佐藤輝が見逃し三振に倒れるなどあと1本が出なかった。

 また、延長10回には、前日のDeNA戦で9回に3失点した岩崎が登板して、3者凡退でしのぎ、雪辱を果たした。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月21日のニュース