60号キャッチの20歳ヤンキースファンは“お宝ボール”をジャッジに返却「これは歴史だから」

[ 2022年9月21日 14:59 ]

9回の第5打席、60号本塁打を放ったジャッジは大声援の中、生還(AP)
Photo By AP

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)が20日のパイレーツ戦の9回に放った60号のホームランボールは試合後、本人に返却された。1927年のベーブ・ルースに並ぶ一発はヤンキースタジアムの左中間席へ。スタンドでは観客による「お宝ボール」の争奪戦が起きた。

 ゲットしたのは、ニューヨーク在住でヤンキースファンのマイケル・ケスラーさん(20)。「ブルペンの上に当たり、誰かの手からこぼれて、自分の手に入ったんだ」と説明。60号のホームランボールはオークションにかければ、最低でも5万ドル(約715万円)以上の値がつくとも言われていたが、ケスラーさんは駆け寄ってきた球場警備員に「ボールはジャッジに返したい。なぜなら、これは歴史だから」と返却を希望したという。

 試合後、友人3人とヤンキースのクラブハウスを訪れたケスラーさんはジャッジにボールを手渡し、一緒に記念撮影。ボールと交換でサイン入りのボールとバットをプレゼントされた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月21日のニュース