大谷翔平の父で金ケ崎リトルシニア監督の徹氏も絶賛 花巻東・佐々木麟太郎が見せた逆方向への打撃

[ 2022年9月21日 19:54 ]

秋季高校野球岩手県大会準々決勝   花巻東6―2一関学院 ( 2022年9月21日    岩手県営 )

教え子の活躍を喜ぶ大谷徹氏(撮影・柳内 遼平)
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 負ければ来春の選抜出場は絶望となる大一番。花巻東(岩手)は今夏の甲子園に出場した一関学院を6―2で下し、準決勝進出を決めた。

 佐々木麟太郎主将(2年)は「3番・一塁」で出場し、3回の適時二塁打を含む3打数3安打1打点。甲子園で躍動した相手先発の下手投げ右腕・小野涼介(2年)を攻略し「しびれる展開になるのは分かっていた。全員でつなぐことを意識した」と大きく胸を張った。

 高校通算87本塁打の長距離砲は逆方向へ2本の安打をマーク。エンゼルス・大谷翔平の父で、中学時代に金ケ崎リトルシニアで指導を受けた大谷徹氏(60)が内野席で見守り「遅いボールを逆方向に運ぶということができていた。よかったと思いますね。元々たくましいですが、ますます良くなっていますね」と教え子の活躍に笑みを浮かべた。

 佐々木は中学時代に大谷氏が監督を務める金ケ崎リトルシニアで主将を務め、花巻東でも今夏の岩手大会終了後の新チームから主将に就任。「3番・一塁」を担うプレーだけでなく、ベンチから打者に的確な指示を届けるなどチームをけん引。大谷氏は「中学時代から同じ。あんな感じですね」と変わらぬリーダーシップにうなずいた。

 東北大会進出が懸かる24日の準決勝は盛岡大付と激突。大谷氏は「甲子園につながっているので、このまま勝ち進んでいって去年同様に選抜出場という結果になればいいですね」と期待を込めた。(柳内 遼平)

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