巨人・原監督「野球ってのはしびれるんだよ」 好調中田へのバント采配は「最善策と思ったから」

[ 2022年9月21日 21:54 ]

セ・リーグ   巨人2―1DeNA ( 2022年9月21日    横浜 )

<D・巨>6回、送りバントを決めた中田(右)を迎える原監督(撮影・島崎忠彦)
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 3位浮上の巨人は2位DeNAを2―1で下し3連勝。主砲・中田翔にチャンスで送りバントをさせた原監督の“執念の采配”は得点にはつながらなかったが、救援陣の活躍により逃げ切りに成功。今季残り6試合となり、クライマックスシリーズ(CS)進出へ向け一歩前進した。

 試合後の原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――しびれる試合。

 「野球ってのはしびれるんだよ」

 ――6回にもう1点という場面で監督も覚悟を持った采配を。

 「まあね。3点目というのが非常に重要、重要というかね、そういうことを考えましたね」

 ――好調の中田にバントのサインを出したのは勇気のある決断。

 「よくわからないけど、おれは最善策と思ったことだから。だからあそこをなんとかということころはありますけども、やっぱりなかなか横浜のリリーフ陣のピッチャーもね、簡単には打てませんね」

 ――その流れの中で畠から救援陣が踏ん張った。

 「畠がね、いい形で。はい。まあシュー(シューメーカー)も久々の登板の中でよく投げたと思います」

 ――勝ち越しの若林の二ゴロもきっちり。

 「そうですね。まあ、何というかな、野球というのは難しいんだけど、追い込まれたら最高の仕事、最低の仕事という言い方もあるけれどもね。その部分では非常によかったと思いますね。ピンチヒッターでああいうバッティングができると、存在感がありますね」

 ――最後は大勢が初の3連投。期待に応えてくれるのは頼もしい。

 「そうですね」

 ――チーム、監督の思いを分かってくれる選手であると。

 「いやもうそれは、ね。それはそう思いますよ。ピッチングコーチの教育もいいでしょう」

 ――こういう展開になったら大勢にも出番があるぞと伝えていた?

 「もちろんもちろん」

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