松山英樹 66で通算11アンダー7位浮上、3打差で最終日へ「昨日までの状態とは変わってきている」

[ 2022年2月13日 09:13 ]

米男子ゴルフ フェニックス・オープン第3日 ( 2022年2月12日    アリゾナ州 TPCスコッツデール=7261ヤード、パー71 )

ショットを放つ松山英樹(AP)
Photo By AP

 13位から出た松山英樹(29=LEXUS)が6バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算11アンダーの7位に浮上した。通算14アンダーで首位に立つサヒス・ティーガラ(24=米国)とは3打差。16、17年に続く大会3勝目を視界に入れ、「ティーショットが少し安定したので、そこで良いプレーができたかなと思う」と納得の表情を浮かべた。

 前半は出だしの1番でボギーが先行も8番で下りの7メートル強をねじ込むと、続く9番でも4メートルを沈めて連続バーディーを奪う。ギアを上げたのはバックナインだ。15番パー5で2オンに成功してスコアを伸ばし、迎えた16番パー3。巨大な観客スタンドにグリーンを囲まれた名物ホールでティーショットをピン右3メートルにつけ、これを沈めてギャラリーから大歓声を浴びた。続く17番まで3連続バーディーを奪取。ムービングデーで5つスコアを伸ばし、優勝争いに加わった。

 2日連続の68だった予選との違いはティーショットの精度。予選2日間を通じてのフェアウエーキープ率39・29%に対し、この日は64・29%に上がった。午前スタートだった前日のホールアウト後に「ショットをどうにかしないとチャンスはない」と危機感をにじませ、練習場に向かいショット調整に時間を費やす姿があった。

 首位と3打差で迎える最終日。逆転となれば大会3勝目、そして1月のソニー・オープンに続くツアー通算9勝目となり、アジア勢最多勝利記録を更新する。松山は「昨日までの状態とは変わってきている。これを明日、スタートからできるようにすればチャンスもあるんじゃないかと思う」と最後の18ホールを見据えた。

続きを表示

2022年2月13日のニュース