ウィザーズはキングスに13点差で苦杯 八村は13得点 2ケタ得点は3試合連続

[ 2022年2月13日 11:37 ]

キングスのサボニスをマークするウィザーズの八村とスミス(AP)
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 NBA東地区全体11位のウィザーズは12日、地元ワシントンDCでキングス対戦し、110―123(前半65―59)で敗れて25勝30敗。第2Q途中で最大13点をリードしたものの後半に入って流れをつかめず、今季低迷しているキングスに振り切られた。プレーオフ進出に可能性を残す下限は地区全体の10位まで。ウィザーズは10位のホークス(26勝29敗)とは1ゲーム差となっている。

 ウィザーズはトレード期限となった10日にセンターのモントレズ・ハレル(28)ら4選手を放出し、ダニエル・ギャフォード(23)は健康安全プロトコルの対象となって離脱。マーベリクスから獲得した221センチのクリスタプス・ポルジンギス(26)も膝の故障でプレーができないためにチームのセンター登録はトーマス・ブライアント(24)1人だけとなっており、八村塁(24)は2試合連続でセンター・ポジションでの出場となった。

 最初にコートに登場したのは第1Qの6分54秒。ブライアントに代わってコートに入り、その2分後には左サイドでステップバックからジャンプシュートを決めてこれがこの試合の初得点となった。第2Qの3分55秒には、ペイサーズからトレードされてキングスに移籍してきたゴンザガ大の先輩、ドマンタス・サボニス(25=211センチ、109キロ)との1対1を制してゴール下でシュートを成功。相手の反則も誘って3点プレーを成立させた。さらに4分44秒には左サイドから3点シュートを沈め、前半では8得点を記録した。

 第3Qにも右のコーナーから3点シュートを沈め、この日は3本中2本を成功。成功率は昨季の32・8%から45・5%にまで上昇し、この日は13得点を稼いで3試合連続今季7回目の2ケタ得点を記録した。

 しかし得点源のブラドリー・ビール(28)が手首の故障で今季の出場が絶望となっているウィザーズは後半に入って得点が伸び悩み、勝負どころの第4Qは22―31。点差はじりじりと開いていった。

 八村は結局、22分の出場でフィールドゴール(FG)は11本中5本(うち3点シュートは3本中2本)成功させ、2リバウンドと3スティールも記録。1試合3スティールは過去4回マークしている自己最多記録に並んだ。

 ウィザーズではカイル・クーズマ(26)がチーム最多の22得点と8リバウンド、7アシスト、ゴンザガ大出身の新人コーリー・キスパート(22)は20得点をマーク。昨季まで2シーズン、ウィザーズに在籍し、トレード期限日にホーネッツから“古巣”に戻ってきたガードのイッシュ・スミス(33)もベンチから出て9得点と5アシスト、3スティールを稼いだが、勝利には結びつかなかった。

 西地区全体13位のキングスは22勝36敗。ガードのディアーロン・フォックス(24)が26得点を稼ぎ、16得点と11リバウンド、7アシストをマークしたサボニス加入後は2戦2勝としている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分6秒=2得点)
(1)7分13秒・左エルボーかららプルアップでジャンプシュート=×(2)8分59秒・左サイドでステップバックからジャンプシュート=〇
 ▼第2Q(出場5分2秒)
(3)1分25秒・正面からプルアップでジャンプシュート=×
(4)2分33秒・ディフェンス・リバウンドからコースト・トゥ・コーストで左手でレイアップ=×
(5)3分55秒・左サイドでサボニスとの1対1。クロスオーバー・ドリブルからのドライブでゴール下。サボニスの反則を誘って3点プレー=〇
*3分55秒・フリースロー1本=〇
(6)4分44秒・左サイドから3点シュート=〇(アシスト・アブディヤ)
 ▼第3Q(出場7分2秒=5得点)
(7)9分15秒・正面から3点シュート=×
(8)9分44秒・右サイドからバーンズと1対1。ゴール下で右手でダンク=〇
(9)10分16秒・右コーナーから3点シュート=〇(アシスト・アブディヤ)
(10)11分50秒・右ベースライン際からジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場4分23秒=無得点)
(11)52秒・右ローポストからインサイドに入ってジャンプシュート=×

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