【一問一答(2)】完敗の小平、高木美に「彼女の歴史の中に刻まれる一つの瞬間として大事にして」

[ 2022年2月14日 00:44 ]

北京五輪第10日 スピードスケート女子500メートル ( 2022年2月13日    国家スピードスケート館 )

<北京五輪 スピードスケート>女子500メートル決勝、日の丸を掲げる高木美帆(撮影・小海途 良幹)
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 スピードスケートの小平奈緒(35=相沢病院)が、13日の女子500メートルでメダルを逃した。前回18年の平昌五輪で同種目を制した小平は、連覇ならば日本女子としては冬季五輪初、さらにスピードスケートの日本選手としても初という快挙だったが、表彰台も逃す波乱となった。

 第13組のアウトスタート。昨季世界選手権覇者のアンゲリナ・ゴリコワ(ROC)と同走で、順調に滑り出したかに見えたが、スタート直後に失速。その後もスピードに乗れず、38秒09で17位に終わった。

 以下は、レース後の小平と一問一答。

 ――今日のスタートについて。
 「ここ最近良くなっていて、あとはその後どうトップスピードにつなげていくかだけだった。そこを表現したかったけど、出だしで脚をとられてしまったので、今日は失敗しちゃったなっていう感じ」

 ――終わった後はジャクソンらを祝福していた。
 「似ているスポーツとは言え、氷上で努力をしてスピードスケートに取り組んできたと思う。今シーズン前半戦から競い合えていたことは、新しい仲間ができた気分でうれしかった。そんな彼女が金メダルを手にして、純粋に凄いなって思った」

 ――高木美のタイムをどう見た?
 「高木選手が37秒12で滑った時は“あ、今日は氷が滑るんだな”って思った。頭の中のスイッチはだいぶ前から36秒台にしていた。イメージはできていた。気にすることはなかった。純粋に氷が滑るんだなって思った。まったく私が何もできなかったので、悔しいという気持ちよりはこの舞台で自己ベストで滑ったことは本当にすごいなと思う。彼女の歴史の中に刻まれる一つの瞬間として大事にしてほしい」

 ――1000メートルへの切り替えについて。
 「自分自身、こんなにガッカリした500メートルはない…。1000メートルは、あとはもう、覚悟をもってやり遂げるだけ」 

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