ロコ3連勝!デンマークに藤沢会心のラストショットで逆転勝ち ROC撃破で歓喜の涙

[ 2022年2月13日 05:30 ]

北京五輪第9日 カーリング女子1次リーグ   日本8―7デンマーク、日本10ー5ROC ( 2022年2月12日    国家水泳センター )

ROCに勝利して歓喜するロコ・ソラーレ(ロイター)

 女子1次リーグで、18年平昌五輪銅メダルで世界ランキング7位の日本(ロコ・ソラーレ)が、同10位のデンマークを劇的逆転で下した。5―7で迎えた最終第10エンド、スキップ藤沢五月(30)のダブルテークアウトが鮮やかに成功。一気に3点奪って8―7で勝利した。次戦のROCも10―5で下し、3連勝で通算3勝1敗とした。

 意気消沈するデンマークとは対照的に、ロコの4人が歓喜の声を上げた。2点ビハインドの最終第10エンド。藤沢のラストショットは、狙い通りハウス内の相手ストーンを一気に2個はじき出した。会心のダブルテークアウトを決め、笑顔で両手を突き上げた藤沢は「あのショットは、スキップの“ここぞ”というショット。決まって良かった」と笑みを浮かべた。

 参加10チーム中、世界ランクが最下位の10位・デンマークに大苦戦を強いられた。相手スキップが絶好調で、サードの吉田知は「どれだけ形をつくっても我慢しないといけない展開が続いた」と言う。それでも、諦めずに食らいつき、みんなで第10エンドの藤沢につないだ。あまりにも劇的な展開に、吉田知は「五輪で優勝した気持ちです!うふふふふふっはははははっ」と笑いが止まらなかった。

 次のROC戦も制すると、今度はメンバーに涙が浮かんだ。銅メダルを獲得した4年前よりも各国のレベルが上がり、吉田知は「どこが勝っても、おかしくない」と言う。通算3勝1敗で、14日は中国、韓国と対戦。「諦めないで自分たちのことをやっていけば、相手にプレッシャーはかかる」と吉田知。ロコのスタイルで北京を戦い抜く。

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