待望の「美帆スマイル」の裏にあった苦悩「(500は)出るかどうかを本気で考えた」 銀メダリストの声

[ 2022年2月13日 23:59 ]

北京五輪第10日 ( 2022年2月13日 )

<北京五輪 スピードスケート>女子500メートル決勝、スタンドの拍手に笑顔の高木美帆(撮影・小海途 良幹)
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 スピードスケートの女子500メートルで高木美帆(27=日体大職)が銀メダルを獲得した。レース後、厳しい表情に終始した1500メートルの銀メダルと違い、今回は待望の「美帆スマイル」も浮かんだ。以下は一問一答。

 ――現在の心境は。
 「私の中で、500メートルは、この五輪で苦しい時期が続く中で(自己)ベストを出せたことが、レース直後にうれしかった。こうやってメダルを獲れたことは、いろんな条件が重なって起こったことでもある。そういうレースができたことをうれしく思う。今は正直、驚いている気持ちでいっぱい」

 ――5種目挑戦の中での銀メダル。
 「正直なところ、1500が終わった段階でパシュートのことを考えると、この500は出るかどうかを本気で考えたこともあったけど、最後まで挑戦して良かった。まだパシュートと1000メートルも残っている。喜びは頑張っている自分にとても良いことなので、受け止めて切り替えて次に向かっていきたい」

 ――ヨハンコーチも戻ってきて、残り2種目に向け。
 「ここからだな、と思っている。やっと揃ったチームジャパンで戦いたい」

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