×

わずか50グラム超過…リオ銀・樋口、痛恨の計量失格で五輪崖っぷち

[ 2021年4月12日 05:30 ]

レスリング東京五輪アジア予選第3日 ( 2021年4月11日    カザフスタン・アルマトイ )

男子フリースタイル57キロ級で、計量失格となり質問に答える樋口黎(日本レスリング協会提供)
Photo By 提供写真

 男子フリースタイルが行われ、4階級に出場した日本勢は2位までの五輪出場枠を獲得することができなかった。57キロ級で16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの樋口黎(25=ミキハウス)は体重オーバーで計量失格。86キロ級で2大会連続五輪出場の高谷惣亮(32=ALSOK)は準決勝で逆転負けした。出場権を逃した階級は、5月の世界最終予選(ブルガリア)に回る。

 当日朝の計量で最後の50グラムを落とすことができず、樋口が痛恨の失格となった。15年の全日本選抜でも失格したが、国際大会では初の失態。「一切の妥協なくやってきた。極限の状態で、落ち切らなかった」と話した。

 リオ五輪後は65キロ級に階級を上げたが国内の代表争いで敗れ、57キロ級に戻した19年全日本選手権を制して今大会の代表権を得た。学生の頃から偏食で減量に苦しんできた経験から、栄養講座を受け食事を工夫するなど努力したが「現実を受け止めるしかない」と落胆した。ただ、昨年の全日本選手権も調整に苦慮し3位に終わっただけに、大会前には「99%勝てるけど、残り1%は体重のコントロールが敗因になる」と不安も口にしていた。

 ラストチャンスとなる5月の世界最終予選は、19年全日本2位で元世界王者の高橋侑希(27=山梨学院大職)が出場する可能性もある。高橋が2位までの枠を獲得すれば、樋口とのプレーオフで代表が決まる。樋口は「できることをやって、あとは祈って待つしかない」と話した。

 《まさかの準決逆転負け、高谷惣五輪決められず》86キロ級の高谷惣は勝てば代表が決まる準決勝で中国選手にまさかの逆転負け。タックルから得点を重ね6―1としたが、投げ技で4失点すると終了間際にもテークダウンを奪われ7―7。得点の高い技を決めた選手が優位なビッグポイント差で相手に軍配が上がり、バックに回ったラストプレーのビデオ判定でも得点は認められなかった。過去2大会の五輪はアジア予選2位で通過しており「優勝して決めたい」と臨んだが及ばなかった。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2021年4月12日のニュース