ソフトボール日本のエース・上野が右脇腹痛で緊急降板 「痛いです。病院行ってみないと分からない」

[ 2021年4月4日 15:25 ]

第54回日本女子ソフトボールリーグ1部第1節・尼崎大会第2日   ビックカメラ高崎0―1豊田自動織機 ( 2021年4月4日    兵庫県尼崎市・ベイコム野球場 )

<豊田自動織機・ビックカメラ高崎>延長9回2死一、三塁で体の張りを訴えベンチ前でトレーナーと話すビックカメラ高崎・上野(左)(撮影・後藤 正志)
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 ソフトボール・ビックカメラ高崎の上野由岐子投手(38)が緊急降板した。

 開幕2戦目の豊田自動織機戦に今季初登板で先発。相手の先発、エスコベドも好投し、タイブレークに突入し、迎えた9回1死二、三塁だった。金江を空振り三振に仕留めた後、右脇腹をさすりながらベンチへ。トレーナーらに見てもらい、一度は軽く投球したものの、結局、降板した。

 試合後、上野は「痛いです」と率直に明かし、「自分の感覚的にこれだけ長くやっているから、投げられなくはないかもしれないけれど、今は無理したくない。無理して投げるべきではないと判断した」と話した。急に痛みがはしったそうで、「やっぱり五輪もかかっているし、病院に行かないと分からないけど、軽症で治まっていたらいいかな」と祈るような口調で話した。

 試合は上野の後を継いで登板した浜村が10回に野選がらみで失点し、0―1で惜敗した。岩渕有美監督は上野について「(状態は)ちょっと分からない。この後もあるし、五輪もあるし、これから確認したい」と話すにとどめた。3連覇を狙うチームが2戦目で黒星を喫したことについては、「今日は悪い物が出た。修正して一致団結で戦いたい」と次戦を見据えた。

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