古賀稔彦さん次男・玄暉 連続一本勝ちで初の決勝進出 柔道全日本選抜体重別選手権

[ 2021年4月4日 12:13 ]

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2021年4月4日    福岡国際センター )

柔道全日本選抜体重別選手権の男子60キロ級準決勝で、青木大と対戦する古賀玄暉
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 男子の全7階級が争われ、先月24日に53歳の若さで死去した92年バルセロナ五輪男子71キロ級金メダリストの古賀稔彦さんの次男、60キロ級の玄暉(22=旭化成)は、準決勝で青木大(パーク24)に大内刈りで一本勝ちし、初の決勝進出を決めた。

 18年世界ジュニア選手権覇者の古賀は、父と同じ日体大を先月卒業し、4月に実業団強豪の旭化成入り。3月は父の看病と稽古を同時並行でこなしながら、今大会に向けては「全ての力を出して、思い切った柔道をする」と誓っていた。1回戦でも福田大悟(鹿屋体大)に送り襟絞めで一本勝ち。勢いに乗り、準決勝でも快進撃を続けた。

 全日本選抜体重別選手権は、父・稔彦さんが87~92年に71キロ級を、95年に78キロ級を、計7度制した大会。今年6月の世界選手権(ブダペスト)の最終選考会を兼ねる大舞台で、稔彦さんの手ほどきを受けた玄暉が悲しみを乗り越えて頂点を目指す。

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2021年4月4日のニュース