【池江璃花子と一問一答】復活V&五輪内定「さらにこれから高みを目指していきたい」

[ 2021年4月4日 18:49 ]

競泳日本選手権第2日 ( 2021年4月4日    東京アクアティクスセンター )

<第97回日本選手権水泳競技大会 第2日>女子100メートルバタフライ決勝、優勝を果たし感極まる池江(撮影・会津 智海)
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 東京五輪の代表選考会を兼ねて行われ、白血病から復帰した池江璃花子(20=ルネサンス)は女子100メートルバタフライ決勝で57秒77をマークして優勝。東京五輪の400メートルメドレーリレーの選考基準(57秒92)を満たした。

 池江の一問一答は以下の通り。

――記録とレースを振り返って
 タイムは本当に8秒1くらい出れば良いと思っていたので、正直7秒台出ると思っていなかったですし、順位が1って見えた瞬間にちょっと驚きました。うれしかったですし、とにかくビックリして何が起こったか分からないというか、本当にいまだに整理がついていない感覚です。

――前日の予選、準決勝を泳いで体の状態は
 昨日1本目の予選のレースでまあまあいい感じで泳げていたので、準決勝は2本目の疲れで後半体が動かなかったりしたけど、きょう1発だけのレースなのでそこに関してはあんまり心配はないかなって思っていました。

――優勝までの道のりを振り返って
 やっぱり誰にも泳いでも勝てなかったときのことを一番始めに思い出したし、1発目に100メートルのバタフライを泳いだときのレースを考えても自分は100のバタフライで活躍できるのは凄く先のことなんだと思いました。ただ今回もし負けても、来年はもう負けることはないだろうという気持ちでこのレースにも臨めたので、優勝できてうれしい。このタイムで世界と戦えるかと言われたらそういうタイムでもないので、さらにこれから高みを目指していきたいと思います。

――東京五輪のメドレーリレーの派遣標準記録を上回った
 まだ実感がわいていないというか、うれしい気持ちはもの凄くあるんですけど、本当に自分が内定しているのかって複雑な感情というか。確実に出場が決まったら、もちろん東京五輪に向けてさらにタイムを伸ばすことを目標にしたい。

――東京五輪を意識したのは
 バタフライで可能性があるとは思っていなかったので、まあいけるとしたら100の自由形のリレーかなと思っていて。若干頭にあったりなかったりっていう感じで、でもいけなくても良いかっていう感じでもあったり。でも今回もし出られるってなったら経験として次の五輪につなげられたら、それはそれで良い自信を持って良いレースに臨めるんじゃないかなと思います。

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2021年4月4日のニュース