オーガスタ女子アマで初V 梶谷翼「優勝したかった大会の1つ。夢が実現して率直にうれしい」

[ 2021年4月4日 09:58 ]

オーガスタ・ナショナル女子アマ選手権の最終日、17番でショットを放つ梶谷翼(AP)
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 ゴルフのオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権で日本勢として初優勝を飾った梶谷翼(17)が3日、決勝ラウンドの会場オーガスタ・ナショナルGC(ジョージア州)で会見を行った。

 主な一問一答は以下の通り。

 ――この優勝はどういう意味を持つ?
 「優勝したかった大会の1つで、夢というか目標が実現して、率直にうれしい。ランキングも上がるので、全米女子オープンに出場できる権利がもしかしたら来る。次へのステップが踏めるのが凄く良い」

 ――17番でダブルボギーを打って、18番に入る時の気持ちは?
 「凄くイライラはしていたけど、でキャディーのチャドさんが“1球1球大事に集中して、頑張っていこう”と言ってくれた」

 ――18番のパットはどうだった
 「入れたらチャンスがあるかもと思ってリラックスして入れた」

 ――日本での反応は?
 「分らないけど、喜んでくれる人たちがいたらうれしい」

 ――18番のプレーオフにはどう入った?
 「緊張していたけど、キャディーさんを信じ切った結果が良かったという感じ」

 ――アジア勢では初めての優勝だが
 「意識していなかったけど、でも日本人、アジア人初というのはうれしい。初めて優勝というのは好きな感じなので」

 ――17番でリーダーだったのは知っていた?
 「知らなかった。知らないし、ミスがカバーできなかったのは悔しい」

 ――スタート前のプランは?
 「技術的なところはないけど、せっかくのチャンスなので、最後まで楽しめたらと考えた」

 ――この優勝で今後どうなる?
 「まだイメージできていない。今のうれしい気持ちを楽しみます」

 ――マスターズの松山のプレー見たか?
 「これに対する予習としては見ていない。いつもマスターズが(テレビで)流れていたら見るくらい。印象に残っているのはタイガー・ウッズの復活優勝。凄いなと思った」

 ――どういう理由でチャドさんをキャディーに選んだ?
 「選んだ経緯はおととし(オーガスタ女子アマに)出ていた安田祐香さんとか、マスターズに出場した金谷拓実さんがキャディーをやってもらって、とても良かったということで、自分もお願いしようと。コミュニケーションは英語」

 ――オーガスタ女子アマと他の大きな大会との違いは?
 「あこがれのオーガスタで、今まで女性は回れなくて、アマチュアも。こういう機会を下さって率直にうれしいし、できれば勝ちたいと思っていた。とにかくオーガスタはあこがれの地という感じ」

 ――オーガスタナショナルGCでどういうことを学んだ?
 「オーガスタの傾斜とか強いところがあった。今回は風はあまりなかったけど、気候は朝は寒かったり、変動が大きい。アンダーを出して勝ちたかったので、落としたホールを見直して今後に生かせるようにしたい」

 ――今日のベストショットは?
 「分からない。1つ1つのショットが積み重なって優勝できたと思う」

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