サントリー・バレット決勝トライ!クボタとの全勝対決制し6連勝 キックでも2T演出

[ 2021年4月4日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第6節   サントリー33―26クボタ ( 2021年4月3日    秩父宮 )

<サントリー・クボタ>後半38分、トライを決めるサントリー・バレット(右は江見)(撮影・吉田 剛)
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 4試合が行われ、レッド・カンファレンスの全勝対決はサントリーがクボタに33―26で競り勝ち、開幕6連勝で首位を守った。SOで先発したニュージーランド代表ボーデン・バレット(29)がキックで2トライを演出。後半途中からFBに入り、26―26の38分に自ら決勝トライを決めた。クボタは今季初黒星。トヨタ自動車も5勝目を挙げて1敗をキープした。

 全勝対決に決着をつけたトライで文句なしのマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)選出。バレットは「パスをくれた田村がいい仕事をしてくれた」とまずは同僚を称えた。途中出場のSO田村が右展開で相手鼻先を通したパスは、最高のタイミング。だが、受けながら瞬時に加速して内へ切れ込み、巧みなコース取りで右中間へ走り込んだプレーは高いラン能力のバレットならではだった。最大19点リードを追いつかれる嫌な展開をしのぎ、「最後の10分でチームがまとまって勝てたのはよかった」と喜んだ。

 SOとしてはキックとパスを織り交ぜて攻撃を統率。前半25分にはゴール前へのクロスパント、37分には相手裏を突くロングキックでFB尾崎晟の2トライを生んだ。田村の出場後はオールブラックスでのポジションでもあるFBで決定力を披露。「ジュウバン(10番=SO)は自分中心でなくチームプレーヤーでいたい。FBとしては連続攻撃でどんなプレーが有効か、田村と話し合いながら試合をしていた」とプレーの違いを説明した。

 ラストプレーで決勝PGを決めた前節トヨタ自動車戦に続いて勝負強さを発揮。CTB中村亮主将は「全てのスキルがハイレベル。毎回ベストパフォーマンスを出してくる」と話す。バレットが自在にプレーできる限り、今季のサントリーは止められそうにない。

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