東京五輪補欠の橋本壮市が1回戦敗退の波乱 柔道全日本選抜体重別選手権

[ 2021年4月4日 11:58 ]

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2021年4月4日    福岡国際センター )

橋本壮市
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 男子の全7階級が争われ、73キロ級1回戦で東京五輪代表補欠の橋本壮市(29=パーク24)が敗れる波乱があった。大吉賢(了徳寺大職)と対戦した橋本は、両者ポイントがないまま迎えた3分過ぎ、巴投げで技ありを奪われた。残り数十秒での逆転に懸けたが、奮闘むなしく敗退した。

 17年世界王者の橋本は、大野将平(旭化成)との東京五輪代表争いに敗れ、一度は引退も考えたという。それでも「周りから“もう一度、五輪を目指さないか”という声があり、いろいろと考えて、覚悟を決めて切り替えた」と現役を続行。他階級の五輪代表補欠選手の欠場が相次いだ中で出場したが、結果を残せなかった。

 まさかの1回戦敗退となったものの、6月の世界選手権(ブダペスト)代表入りは有力とみられる。昨年には自身のSNSで結婚も発表した29歳は、「今年の目標はもう一度世界王者になること。(代表に)選んでもらえれば、明日からまたいい準備をしていきたい」と覚悟を示した。

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2021年4月4日のニュース