日本一曲がらない男 稲森佑貴 ドライバーレッスン【第8回 曲がらないショットを打つ練習法】

[ 2021年2月26日 12:00 ]

曲がらないショットを打つためのドリルについて解説する稲森佑貴プロ(左)
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 第8回のテーマは、曲がらないショットを打つためのドリルです。稲森佑貴プロによれば、アベレージゴルファーがボールを曲げるのは、クラブの正しい使い方を認識していないからだと言います。腕の力で振り回す人はボールが真っすぐ飛びません。クラブヘッドの重さを利用したスイングを身につけましょう。今回も進行役を萩原菜乃花さんが務めます。

 萩原 これまで基本的な打ち方を学んできましたが、それでも曲がるという人へ何かいいアドバイスをお願いします。

 稲森 曲がる人の特徴として、体全体を使っていないことが挙げられます。腕だけでクラブを上げて下ろすと、正しいスイング軌道をクラブが通過しないのでボールが真っ直ぐ飛びません。まずは、体全体を使ったスイングを覚えることから始めてほしいですね。そこでお勧めのドリルが片手打ちです。僕は58度のウエッジを用意しましたが、皆さんはサンドウエッジ(SW)で構いません。まずは右手1本で握り、そのまま素振りをしてください。

 萩原 1WではなくSWでいいんでしょうか?

 稲森 大丈夫です。なぜなら、クラブヘッドの重さを最も感じられるクラブだからです。実際に右手1本で振ってみればヘッドの重さが分かると思いますよ。クラブを少し短めに持ち、左手は腰に回しておきましょう。手だけだと上げにくいので、左足の太腿辺りを捻ると体全体を使ったバックスイングになります。最初は右腰ぐらいの高さまで上げたら、体全体を使ってクラブを下ろしましょう。次に左手1本でクラブを持ち、やはり体全体を使って素振りを行います。

 萩原 稲森プロも片手素振りを行っているのですか?

 稲森 スタート前の練習では最初に行いますね。体を動かし始める前に行う動作としては最適だからです。自分の場合、右手から始めますが、20ヤードぐらいを打つイメージでクラブを振ります。小さな振り幅でヘッドの重さを感じながらスイングができるようになったら、徐々にスイングを大きくしていきます。と言っても、右手が右肩よりも下に収まるくらいの振り幅です。気持ち良くポンポンと10球ほど打ったら、クラブを左手に持ち替えます。やはり小さな素振りから入り、徐々に振り幅を大きくして、10球打ちます。その後で、今度はクラブを両手で持ち、ヘッドの重さを感じながら打ちます。あとはクラブを替えて通常の練習を行なうだけです。最終的にドライバーショットでも体全体を使ったスイングができればOKです。

 萩原 ヘッドの重さを感じながら振るスイングを体にインプットするわけですね。片手でもうまく打つコツはあるんですか?

 稲森 右手、左手関係なく、インパクトではハンドファーストの形を意識しながらスイングしましょう。インパクトでは両手がヘッドよりも前にくる形ですね。ロフトが少し立った状態で当たるため、低く打ち出されます。ハンドファーストを意識することで、すくい打ちにならず、ボールをフェース面でしっかりとらえられるようになります。

(取材協力=東京・GMG八王子ゴルフ場)


 ◆稲森 佑貴(いなもり・ゆうき) 1994年(平6)10月2日生まれ、鹿児島県出身の26歳。父・兼隆さんの影響で6歳でゴルフを始め、鹿児島城西高2年時の11年プロテストに合格。14年に出場7試合で賞金シードを獲得。18年国内最高峰の日本オープンでツアー初V。20年同大会で2勝目。得意クラブは1W。15年から5年連続でフェアウエーキープ率1位。1メートル69、68キロ。

 ◆萩原 菜乃花(はぎわら・なのか)1996年(平8)3月19日生まれ、神奈川県横浜市出身の24歳。9歳でゴルフを始め日大高、日大時代はゴルフ部に所属。ベストスコアは75。現在はフリーアナウンサーとして、ゴルフ媒体や競輪番組などで活躍中。1メートル57。 

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