女子体操の元米国代表監督が自殺 人身売買などの容疑で訴追された直後

[ 2021年2月26日 08:33 ]

自殺したジョン・ゲダード氏(AP)
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 2012年のロンドン五輪・女子体操で米国代表を監督として金メダルに導いたジョン・ゲダード氏(63)が25日、人身売買や性的虐待などの容疑でミシガン州の司法当局に訴追された直後に自殺した。州間高速道路の休憩エリアで遺体となっているところを発見されたもので、同氏は同州イートン郡の裁判所に出廷する予定だった。

 AP通信によればゲダード氏はミシガン州ランシング郊外のディモンデールにある「TWISTARS」というジムで少女たちを肉体的に鍛えたあとに性的虐待を加え、ジムはその少女たちを対象にした人身売買の拠点だった。このジムの体操チームはクラブの大会で130回の優勝を誇る強豪。しかし裏側では別の“顔”を持っていたとされている。

 同氏は2018年に女子代表選手に対する性的虐待容疑で禁錮40年から175年の実刑判決を受けた代表の元チームドクター、ラリー・ナサール受刑者(56)と深い関係にあったが、ミシガン州司法当局のダニエル・ハガマンクラーク副長官によれば、20以上の罪の問われたゲダード氏の訴追内容は「ナサール受刑者とはほどんど関係はない」としている。

 同州のデイナ・ネッセル司法長官は「被害者は摂食障害や過食症に苦しみ、自殺未遂も起こしている。ケガをしたときには彼のジムに送られ、そこで性的虐待を含む暴行を受けていた」と訴追に至った経緯を説明。ゲダード氏はソーシャルネットワークで自身について「ミシガン州の女子体操界で最も華々しい実績を残した」と豪語していたが、ナサール受刑者の問題が表面化したあと、米国体操協会から資格停止処分を受け、家族には「自分は引退する」と語っていた。

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