森喜朗会長語録 浅田真央さんに「必ず転ぶ」、コロナも「マスクしないで最後まで」

[ 2021年2月4日 12:30 ]

東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が、3日の日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したことが、国内外で大きな批判にさらされている。森会長の過去の発言を振り返る。

 ▼14年2月20日 森会長は福岡市内で講演。ソチ五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)で浅田真央さんが転倒して16位発進となり、「あの子、大事な時には必ず転ぶ」と発言した。また、団体についても「負けると分かっていた」とした。浅田さんは25日、日本外国特派員協会での会見で「森さんも少し後悔しているんじゃないかと思います」と話した。

 ▼15年7月18日 BS朝日の番組に出演。ザハ・ハディド氏が手がけた新国立競技場の建設計画について「見直した方がいい」とし、そのデザインを「もともとあのスタイルは嫌だった。生牡蠣がドロっとたれたみたいで」と酷評した。

 ▼16年7月3日 リオデジャネイロ五輪の日本選手団壮行会に出席。日本選手団が国歌を歌わなかったことに「国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない」と発言。ただ、この日はみなが声を合わせて歌う「斉唱」ではなく「独唱」だった。7日に森会長は苦言を呈した理由を、JOCが「独唱」の形で実施したことに疑問を感じたから、と説明した。

 ▼20年2月21日 東京五輪・パラリンピックの日本選手団が着用するオフィシャルスポーツウエアの発表会に出席。新型コロナウイルスの感染が拡大していたが、森会長はマスクを着用する関係者や報道陣を見渡し、「私はマスクをしないで最後まで頑張ろうと思っている」と話した。ただ、3月24日に五輪延期を巡る電話会談に同席するため、首相官邸に入る際にはマスクを着用していた。

 ▼21年1月28日 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と電話会談。コロナ禍での五輪開催で安全安心の判断基準を問われると、「そんな判断の基準があるかといえば、ない」と言い切った。

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2021年2月4日のニュース