貴景勝、3敗目喫しV消滅 2度の投げ耐えきれず「左上手を取られたのが全て」

[ 2020年1月26日 05:30 ]

大相撲初場所14日目 ( 2020年1月25日    両国国技館 )

朝乃山(右)に上手投げで敗れた貴景勝(撮影・西海健太郎)
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 トップを1差で追っていた貴景勝が朝乃山の2度の投げに敗れて優勝の可能性が消えた。立ち合いから突き放して土俵際に追い込んだが「左上手を取られてしまったので、そこが全てだと思う」。得意のまわしをつかんだ相手の1度目の上手投げはしのいだが、2度目の捨て身の投げに耐えきれず前に落ちた。

 「勝たなきゃいけなかった。一生懸命、戦っているから悔しいのは悔しい。もうひと皮、ふた皮むけるには今日が大事だった」。取組後は土俵下の控えに戻ったが負けた感情を抑えきれず眉間にしわを寄せ唇を震わせた。大関を目指す大器との決戦に敗れ、来場所の綱獲りは消滅。それでも「最大限やったつもり。だから素直に強くなろうと思った」と前を向いた。

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