奈紗 27位からイッキ2差3位浮上!米4勝目へ「いいイメージある」

[ 2020年1月26日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ゲインブリッジLPGA第2日 ( 2020年1月24日    フロリダ州ボカリオGC=6701ヤード、パー72 )

4番でティーショットを放つ畑岡
Photo By 共同

 第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われ、27位から第2Rをスタートした畑岡奈紗(21=フリー)が8バーディー、ボギーなしの64と伸ばし、通算8アンダーの3位に浮上した。首位とは2打差。前週の開幕戦でプレーオフの末に2位に終わった雪辱を果たす、今季初勝利を目指す。2位から出た河本結(21=リコー)は73で通算3アンダーの19位に後退した。

 27位から3位に順位を上げた畑岡は思わず笑みをこぼした。2週連続で優勝戦線に浮上。米ツアー参戦4年目の修正力が光る猛チャージを見せた。

 「昨日に比べてショットも安定していて、良いパットもたくさんあった。心配な部分が残っていたが、うまく修正できた」

 第1Rは72と伸ばせず、「ショットがかなり悪かった」と振り返る。だが、この日は一転。10番パー5で第3打をピンそば50センチに寄せると、11番パー4では第2打を3メートルにつけるなど9番から4連続バーディーを奪った。正確なショットでチャンスをつくり、ボギーなしの8バーディー。これには同じ“黄金世代”で米ツアールーキーの河本も「奈紗はさすが」と脱帽した。

 前週の開幕戦、ダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズでは7ホールに及んだプレーオフが月曜日までずれ込んだ。プレーオフが行われた18番はフェアウエーの左に池が広がるロケーション。繰り返し同じホールをプレーしたことでアドレスにズレが生じていたことに、第1R終了後に気がついた。「絶対に左にいかせたくないという気持ちを持っているうちに、だんだんアドレスが変わった」。一夜で調整を施し、すぐに結果に結びつけてみせた。

 今大会に懸ける思いはいつも以上に強い。プレーオフに敗北した直後、悔しさをかみ殺しながら「来週(今大会)こそ優勝を」とつぶやいた。好位置での決勝進出に「いいイメージはある」と畑岡。昨年3月以来となる米4勝目を手にし、前週の雪辱を果たす。

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2020年1月26日のニュース