正代悔しい！平幕1敗対決に敗れ「勝ちを急ぎましたね　以上」

大相撲初場所14日目 （ 2020年1月25日    両国国技館 ）

徳勝龍（左）に突き落としで敗れる正代（撮影・郡司　修）
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　支度部屋で珍しく悔しさをあらわにした。大一番に敗れた正代は風呂から上がってくると「勝ちを急ぎましたね。以上」と話すと、以降の報道陣の質問は「すみません」と言って左手を出し遮った。まげを直している間に自身の取組の映像が流れ、それを見終えると思わず目を閉じた。

　徳勝龍とは16年春場所に1度だけ対戦し、相手十分の左四つになりながら左下手を切ってから前に出て寄り切っていた。この日も左四つ。構わず前に出ていったところに落とし穴があった。

　支度部屋から出るとようやく落ち着いたようで「立ち合いが良くなかった。もうちょっとはじければ余裕ができた」と振り返った。勝てば大きく優勝に前進する一番だったが「難しいですね」といつも通りの相撲を取りきれなかった。

　千秋楽は先に土俵に上がる正代が御嶽海に勝てば、優勝決定戦進出の可能性が残る。「いつも通りにいくだけです」。人事を尽くして決定戦を待つ。