松田瑞生“最後の1枠”へ大きく前進 東京五輪へ「行くでー!と思って走った」

[ 2020年1月26日 14:35 ]

大阪国際女子マラソン ( 2020年1月26日    大阪市・ヤンマースタジアム長居発着 42・195キロ )

<大阪国際女子マラソン> 母・明美さんと喜びを分かち合う松田瑞生(撮影・大森 寛明)
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 東京五輪代表残り1枠を争う「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ」の女子第2弾、大阪国際女子マラソンが26日、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居を発着点とする42・195キロで行われ、松田瑞生(24=ダイハツ)が2時間21分47秒で優勝した。五輪代表への最低条件「2時間22分22秒」を突破し、“最後の1枠”獲得に大きく前進した。

 松田はレース後、「ウソみたいです。本当にうれしいです。ふだん泣かない監督とお母さんが泣いてたんで、頑張ってよかったなと思いますた」と目を潤ませながら話した。ゴールテープを切ってすぐ母親と抱き合い「(母に)“よう頑張った”と言われました」と声を弾ませ、「このレースで無理だったらやめていいなって思うくらい練習積んできたんで、自信もって楽しんで走ろうって思ってスタートラインに立ちました。最初、早くね、早くねって思って走ってました。さすがに苦しかったです。でも“松田、東京五輪、五輪”って言われたんで、行くでー!と思って走った。最高に気持ちよかったです」と笑顔を見せた。

 東京五輪の女子マラソン代表にはMGC1位前田穂南(23=天満屋)と同2位鈴木亜由子(28=日本郵政グループ)の2人がすでに内定。3月の名古屋ウィメンズマラソンで松田の記録を破る選手がいなければ、松田が代表となる。

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