途中棄権の福士加代子「次の名古屋に向け今やめないと」 大阪国際女子マラソン

[ 2020年1月26日 14:59 ]

大阪国際女子マラソン ( 2020年1月26日    大阪市・ヤンマースタジアム長居発着 42・195キロ )

<大阪国際女子マラソン> ヤンマースタジアム長居をスタートする小原、福士、松田ら(撮影・大森 寛明)
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 東京五輪代表残り1枠を争う「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)ファイナルチャレンジ」の女子第2弾、大阪国際女子マラソンが26日、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居を発着点とする42・195キロで行われた。

 代表への最低条件「2時間22分22秒」突破を目指し、日本のトップランナーが出場。序盤から1キロ3分20秒前後のハイペースでレースは展開され、ベテランの福士加代子(37=ワコール)は、昨年に転倒した12・6キロ地点を昨年9月のMGCで3位だった小原怜選手(29=天満屋)、同4位の松田瑞生(24=ダイハツ)とともに先頭集団で通過。17キロ過ぎで小原が遅れ始めても、福士は集団の最後尾で粘っていたが、20キロ手前で集団から離れ始め、25キロを過ぎたあたりで棄権した。

 福士は「なんでこんなにスピードが出ないのかと思った」とレースを振り返った。そして、五輪切符のラストチャンスの3月の名古屋ウィメンズマラソンを見据え「次の名古屋に向け今やめないと、と判断した。展開によっては名古屋を走らないといけないかも、と事前に考えていた」と話した。

 東京五輪の女子マラソン代表にはMGC1位前田穂南(23=天満屋)と同2位鈴木亜由子(28=日本郵政グループ)の2人がすでに内定。3月の名古屋ウィメンズマラソンで、今大会で優勝した松田の2時間21分47秒を破る選手がいなければ、松田が代表となる。

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