男子フリー65キロ級、乙黒拓リベンジ成功 2年連続出場決めた

[ 2019年7月7日 05:30 ]

レスリング代表決定プレーオフ・男子フリースタイル65キロ級   乙黒拓5―0樋口 ( 2019年7月6日    埼玉県・和光市総合体育館 )

樋口(左)に勝利した乙黒(右)(撮影・吉田 剛)
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 男子フリー65キロ級は世界王者・乙黒拓斗が全日本選抜決勝で完敗した16年リオ五輪57キロ級銀メダルの樋口黎に5―0でリベンジ。隙のない戦いぶりで2年連続出場を決め、「負けて自分の全てが駄目に思えた。立ち直れないぐらいキツかった」と男泣きした。

 昨年の世界選手権では日本男子最年少19歳で金メダル。「一人でやっている気持ちがあった」と心におごりが生まれ、対策を練ってきたライバルに叩きのめされた。だが、74キロ級で代表獲りに失敗した兄・圭祐(自衛隊)が自分のことよりもサポートを優先してくれるなど周囲の支えを感じ、感謝しながら戦うようになったという。「選手として一回り大きくなれた。世界選手権で2連覇して、東京五輪で優勝したい」と復活を宣言した。

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2019年7月7日のニュース