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新潟で“サワラッシュ” 3月半ばから2~3キロが主流 6・2キロ大型も

[ 2021年4月30日 06:54 ]

桑原さんはサワラサイズをゲット
Photo By スポニチ

 【ガイド】新潟県・新潟東港沖のサワラが最終章。今季は大型も多く、釣れフィーバーも。引き味も強烈、食べてもおいしい万能魚だ。(スポニチAPC・菅野 順也)

 「3月半ばから突然サワラのラッシュが始まりました。以前は1匹出るだけでも珍しかった2~3キロが主流でした」と話すのは鈴木釣具店のオーナー鈴木則久さんだ。

 乗り込んだ大栄丸Jrでは6・2キロの大型も浮上している。吉田将輝船長は「サメが掛かったかと思いましたよ」と振り返った。

 午前5時半、新潟東港から出船。港の入り口付近で濃い反応が表れた。

 2人で釣行の太田市・桑原光政さん(35=会社員)は「釣りはルアー専門です。前回はサゴシでしたが、今回はしっかりこれを釣りました」。子供を通して“パパ友”になって釣友に発展したという同行の太田市・渡部拓さん(35=会社員)は「今まで陸からしか釣りをしたことがありませんでした。不安だらけで来ましたが私にも釣ることができました」と、ドラグの滑りに驚いていた。

 釣り仲間3人で乗船の、上伊那郡・北沢祐樹さん(39=会社員)は「ルアーの釣りは自分のロッド操作で当たりを出すのが面白さですね。うまく食わせる動きを常に考えていますよ」と絶妙なアクションで1匹追加した。

 サワラのメニューは盛りだくさん。クセがなく、どんな料理でもうまい。「新潟ではなじみが薄かった魚ですが、食べた人からは“うまい”の一言ですよ。刺し身のあぶりが定番ですが、照り焼き、天ぷら、竜田揚げもお薦めです」と鈴木さんは話す。

 私の家でもあぶりが大人気だったが、脂がたっぷりと乗った大型が釣れる今年は、しゃぶしゃぶに挑戦してみた。皮を付けたままで身の上下を分けて薄切りすると彩り良く盛ることができ、下準備は簡単。昆布でだしを取った鍋にさっと浸すと皮はすぐに柔らかくなる。しょう油ポン酢と刻んだネギにユズコショウとの相性は抜群だった。数多くの魚種をしゃぶしゃぶでいただいたが、絶対王者だったヒラメの地位が揺らいだ。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、新潟東港・鈴木釣具店=(電)0254(27)2639。出船は午前6時。乗合料金7000円。

 ◎群馬県桐生市・黒保根渓流フィッシング=(電)0277(96)2099
 (1)釣り人 前橋市・栗原陵介さん
 (2)釣果 サスペンドミノー「パニッシュ」70ミリで95センチ、6・9キロのイトウ
 (3)釣り人コメント 凄いです!近くにいたお客さんが優しくて手伝ってくれたのでゲットできました。
 (4)店から一言 1日券の数だけマイトサーモンを放流。5月11日までの期間中、モンスターサイズのイトウを連日放流。

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