「大人の味」イカ団子いかが 渋~い釣果で甘さ控えめに!?

[ 2021年2月1日 07:05 ]

ヤリイカ団子
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 【一釣一品 食べま専科】イカ団子を食す。ヤリイカは近頃、かつてほど数が出ない。まあ老夫婦2人分ぐらいはなんとかなるんじゃないかと神奈川・腰越の飯岡丸へ。(スポニチAPC・町田 孟)

 一目だけでも…。

 ちょいほれた女の子を思う気分だ。青かった時代がよみがえるね。ご対面ともなればあめ色の艶やかな肌に思わず見とれちまう。トロリとした大きな目にも引かれるんだ。学術的には閉眼類といわれ、薄い膜で覆われているから潤んで見えるらしいや。

 「目病み女に風邪ひき男」と落語にも出てくるけれど目を患った女性の物憂げな瞳は男心をくすぐる。惑わされても仕方ないでしょ。風邪で喉を痛めていると声は低くしか出せない。低音の魅力ってやつ。男はどうでもいいけど参考までに。

 【釣戦】宿で求めた仕掛けはヤマリアのピッカピカバリ、ブランコ式だ。一年中イカを追いかけている“イカ専”三浦徳人船長=写真=はブランコ推奨派。「直結はバラしが多いからもったいないよ」。プロ中のプロ、現実を見ているだけに説得力がある。シケ後で極寒日だった。しかも「このところ乗りはいまいちかな」。追いうちの一言は先行きを暗示していたかも。

 朝方いきなりパタパタっときた。ところが後が続かない。数匹は確保したものの、妙な乗りが続いた。ゴンゴンと荒っぽく竿が震えるんだ。「よし、シメタ!」と舌なめずりしたが、ああ。3回もバラすドジぶり。

 めげたね。「スルメはズンズンだけど、ヤリは魚の当たりみたいにゴツゴツ。激しい時はツノに抱き付いていることが多い。ほんの軽く合わせてカンナに掛かるようにしてやればバレないよ」。金言を聞いたのは陸に上がってからだものなあ。

 まだ、オスが少ない。2割くらいか。抱卵しているメスもいたけれど、全体的にその気になってないようだ。2月に入ってからかな、見境なくなっちまうのは。 

 【クッキング】体の小さいメスなら4匹で団子7、8個分。下処理したら身をフードプロセッサーで軽く粘りが出る程度に。レンコンはみじん切り。ゲソは皮をむかず包丁で粗みじん。卵白を軽く泡立て、塩、片栗を少々。おろしショウガも加えて混ぜ合わせる。スプーンなどで丸く形を整えて170~180度で揚げる。

 あん作り。水200ミリリットル、鶏がらスープの素(または「ウェイパー」)、ゆずこしょうで味を締めるのがポイント。水溶き片栗粉でとろみをつける。好みで甘酢あんにしてもいい。

 家人、冷ややかに「甘酢よりこっちの方が大人の味で好き。でも釣果が大寒なのはねえ…」。その視線にブルブル。

 ○…厳しい状況の中、茅ケ崎市の桜井勝正さん(77)が13匹で竿頭。「暇なもんで仕掛けも自作して月に5、6回は出掛ける」。釣り歴「50年くらいかなあ」。昔は遠征もしたが、今はご近所通いだ。「夜のイカブリをやるんでね」。釣ったうちの半分はその餌になる。喜代美夫人(76)と2人暮らし。「向こうは外に出ないタイプ」。おのおので悠々と余りある時間を過ごしている。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、腰越・飯岡丸=(電)0467(31)1560。出船は午前7時半。乗合料金1万円(氷付き)。

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