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ラッキー?“珍ゴール”でパラグアイ8年ぶり勝利 指揮官、元横浜ディアスも称賛

[ 2015年6月17日 16:30 ]

元アルゼンチン代表FWで、かつて横浜でもプレーしたパラグアイ代表ラモン・ディアス監督(AP)

南米選手権1次リーグB組 パラグアイ1―0ジャマイカ

(6月16日 アントファガスタ)
 12日チリで開幕した南米チャンピオンを決める南米選手権(コパアメリカ)。16日(日本時間17日)に行われた同大会1次リーグB組第2節パラグアイとジャマイカの試合で、珍しいゴールから勝敗が決まった。

 初戦で優勝候補アルゼンチン相手に、2点ビハインドから引き分けに持ち込んだパラグアイ。試合序盤から初戦敗れたジャマイカ相手にボールを支配し、攻勢を仕掛ける。しかし、FWサンタクルスが何度か決定機をむかえるも決められなかったり、決定力不足で苦戦。しかし、思わぬ形で先制点が転がり込んでくる。

 前半36分、MFビクトル・カセレスが自陣から相手DFの裏にロングボールを蹴ると、相手GKがペナルティーエリアを出て頭でクリア。ところが、このクリアボールが目の前に詰めていたMFベニテスの左足太ももにあたり、GKの頭上を越えて、そのままゴールに吸い込まれた。このゴールが決勝点となり、パラグアイが07年大会以来8年ぶりに同大会で勝利を飾った。

 14年12月に就任し、かつて横浜でもプレーした元アルゼンチン代表FWのラモン・ディアス監督も「結果には満足している。大きな快挙」と喜び、選手たちを「成長していて、自信を持ち始めている」と称賛した。

 パラグアイは最終節でウルグアイ(日本時間21日4時)と対戦し、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定。敗れても同組3位で、各組3位の中で上位2チームに入れば、1次リーグ突破となる。

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2015年6月17日のニュース