本田 大ブーイングに拍手で応え「サンシーロならこれの50倍」

[ 2015年6月17日 05:30 ]

シンガポールと引き分け、サポーターのブーイングを受けながら引き揚げる本田(4)ら日本イレブン

W杯アジア2次予選E組 日本0―0シンガポール

(6月16日 埼玉)
 試合終了後、ブーイングの嵐の中、まるで声援を浴びているかのように日本代表FW本田だけがスタンドを見渡して、拍手で応えた。「そういう結果なんで(ブーイングは)仕方ないことだと思う。でも、ファンはむしろ優しいくらい。サンシーロ(ACミラン本拠の愛称)ならこれの50倍くらい浴びせるんで。当然だと思います」。ふがいない結果だと自覚している。だからこそ、もっとブーイングを、批判の声をくれと言わんばかりだった。

 2列目の右サイドで先発すると、積極的にシュートを放った。後半22分、太田の右CKにドンピシャのタイミングで頭を合わせたが、相手GKの好セーブに阻まれた。同28分にはゴール正面、約20メートルの位置からのFKを蹴った。入念に助走を進め、狙い澄ましたボールはゴール左上のクロスバーを叩いた。両チーム最多7本のシュートを放った。それでも、ネットを揺らせず。「この年齢になって、あしたシュートがうまくなることはないんでね。細かな駆け引きが精度に影響したかもしれない。自分の中に勝てると思っていた部分があったかも。それを反省したい」と自戒した。

 相手のペースに持ち込まれた。守備を固められることは戦前から予想できたが、最後までこじ開けられなかった。サイドからクロスを上げる戦術に「間違っていたとは思わない」としながらも「アップテンポのサッカーをしてきた流れで、いきなりこういう(スローテンポな)状況に追い込まれて、臨機応変に切り替えられなかった」と修正点を挙げた。

 次戦は9月3日、同じく埼玉スタジアムでカンボジアと対戦する。「ショックですけど、切り替えなきゃいけない。W杯予選の難しさを再確認できた。これを乗り越えていかないとW杯は戦えない。予選は始まったばかり。予選を通して評価してもらえればいいかな」。あくまでも前だけを見据え、準備を進める。

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