【小倉隆史氏が見たハリルJ】決定力不足。そこに尽きる

[ 2015年6月17日 11:46 ]

<日本・シンガポール>後半、シュートが決まらず悔しそうな表情の本田
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W杯アジア2次予選E組 日本0―0シンガポール

(6月16日 埼玉)
 初戦の難しさが如実に表れた試合だった。日本の選手たちには硬さが見られた。ミスもあったし、リズムが悪かった。手堅くいくところ、大胆に攻めるところの判断、バランスも良くなかった。

 立ち上がりは、前線から相手にプレッシャーをかけていくのかと予想していたがブロックをつくって慎重に入った。あくまで結果論だがそれが選手個々の慎重なプレーにつながったかもしれない。

 シンガポールは4―1―4―1、あるいは4―5―1のシステムでゴール前のスペースを消してきた。こういう相手を攻略するには、こまめに相手選手の間に顔を出してボールをつなぎマークをずらす作業を続けていくことが重要になる。ただゴール前の決定力が足りなかった。敗因はそこに尽きる。

 ポストに当たったり、GKのファインセーブに遭ったシュートが一本でも決まっていれば展開は全く変わっていただろう。1点の遠さがW杯予選の難しさだと思う。

 後半から出場した交代選手もリズムを変えることができなかった。武藤らもスペースが少なく持ち味を発揮しきれなかった。相手が守りを固めている中で、どういうタイプの選手を投入すればいいのか。人選も含めてハリルホジッチ監督は考えなければならないだろう。(元日本代表FW、名古屋GM補佐)

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