×

佐々木監督、首位突破も厳しい表情「出来はいま一つ」

[ 2015年6月17日 08:08 ]

前半、指示を出す佐々木監督

女子W杯カナダ大会1次リーグC組 日本1―0エクアドル

(6月16日 ウィニペグ)
 エクアドルを下し、3連勝で1次リーグC組の首位突破を決めたなでしこジャパン。だが、試合後の佐々木則夫監督(57)は、開口一番「すみません」と謝罪した第2戦のカメルーン戦後と同様に厳しい表情だった。

 前回覇者で、FIFAランク4位の日本に対し、エクアドルは格下の同48位。前半から宮間の正確なキックを武器に多彩な攻撃でエクアドルのゴール前に迫ったが、ゴールは前半5分にエースの大儀見が決めた1点だけにとどまった。

 「出来はいま一つというところ」と正直に振り返った指揮官は、それでも「しっかり勝ち点3を積み上げた中での1位通過ということで、選手はよくやってくれたと思う」と評価した。

 だが、第1戦のスイス戦が2―1、第2戦のカメルーン戦が2―1、そしてこの日のエクアドル戦が1―0と1次リーグ3試合すべてが1点差ゲームの辛勝。エクアドル戦では終盤に永里、岩渕と攻撃的な選手を次々と投入して前線の活性化を図ったが、追加点を挙げることはできなかった。

 大勝が期待されたエクアドル戦でなかなか追加点が入らなかった原因について「しっかりボールを動かすとか、もっとテンポの速い攻撃を仕掛けるがまだまだ課題」と振り返った指揮官は「反省も含めて、次につなげていくしかないと思う」とし、左足骨折のため戦列を離れた安藤も含めて23人のメンバー全員がピッチに立ったことについて「大会の雰囲気にも慣れ、層が厚くなってきたなと思います」と期待を寄せた。

続きを表示

2015年6月17日のニュース