太田 クロス光った!長友“代役”として急きょ先発も堂々の内容

[ 2015年6月17日 06:30 ]

<日本・シンガポール>後半、クロスを入れる太田

W杯アジア2次予選E組 日本0―0シンガポール

(6月16日 埼玉)
 スタンドから大量のため息が吐き出される中、日本代表にとって唯一の光明は太田の左足だった。前半38分の右CKはニアに走り込む槙野を、後半10分には鋭いクロスが岡崎のヘッドを、同22分にも正確無比な右CKが本田の頭を捉えた。いずれも相手GKの神懸かったセーブに防がれたが日本の決定機は全て太田の左足から生まれたものだ。

 「早い段階で決めていれば…。クロスもCKも惜しいで終わらせてはいけない」。太田の自己採点は厳しかったが、それでもハリルホジッチ監督が試合後に口にした“太田評”が今後の期待度を物語った。「“きょうは君の試合だ”と言って送り込んだんだ。いいセンタリングを上げてくれた」。初めてのW杯予選とは思えぬ、堂々たる内容だった。

 最大の武器は何といっても左足。60センチを超す太腿回りは元スピードスケート五輪金メダリストの清水宏保が現役時代に誇った66センチに肉薄し、パンチ力も抜群だ。さらに「同じモーションでも足首やボールに入れる角度でいろんなボールが蹴れる」と自在に球種をコントロールする。今季、J1でも進化は止まらない。既にアシストは14戦で7を記録。トップ下並みの成績を残す。

 不動の左サイドバック(SB)長友が前日、左でん部に違和感を訴え、急きょ巡ってきた出番だ。それでも「(先発は)前日、言われました。準備はできていた」。都並、相馬、長友ら利き足が右の名手が多かった左SBの系譜に現れたレフティー。今後、ハリルジャパンの大きな戦力になるのは間違いない。

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