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FIFA汚職事件、元理事の司法取引文書を公開

[ 2015年6月17日 05:30 ]

 米司法当局は15日、FIFAの汚職事件で起訴されたチャック・ブレイザー元理事(70=米国)が司法取引に応じた際の文書を公開した。

 97~13年にFIFA理事を務めたブレイザー氏は98年W杯フランス大会と10年W杯南アフリカ大会の招致に絡む賄賂を認めたほか、96~03年の北中米カリブ海選手権に関しても放送権などの便宜を図った見返りに賄賂を受け取ったことを認めている。本来なら最大で合計100年の刑期となるが、11年からFIFA幹部の会話内容を録音するなどの覆面捜査に協力していたため減刑が保証されている。文書公開は報道機関が要請したもので、米連邦地裁は検察当局の異議申し立てを却下して公開に踏み切った。

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2015年6月17日のニュース