なでしこ 決勝Tへ課題と収穫 試合重ねて距離縮まった2トップ

[ 2015年6月17日 12:25 ]

ゴール前で競り合うなでしこFW菅沢(AP)

女子W杯カナダ大会1次リーグC組 日本1―0エクアドル

(6月16日 ウィニペグ)
 W杯連覇のかかるなでしこジャパンが、3連勝で1次リーグ首位通過を決めた。次戦の対戦相手は未定だが、中6日となる日本時間24日に1回戦を迎える決勝トーナメントでは、これまでの1次リーグとは違い、負ければ終わりの一発勝負となる。1次リーグ3試合を踏まえて、代表MFとして2度のW杯に出場し、昨季限りで現役を引退した小林弥生さん(33=日テレ・ベレーザ育成組織アシスタントコーチ)に決勝トーナメントに向けて聞いた。

 「決勝トーナメントは負けたら終わりになる。みんな試合に出たいと思うので、競争し合って、コンディションを上げて、次の1戦に向けていい準備をしてほしい」と小林さんはまずは後輩たちに期待を寄せる。

 「1次リーグでは、自分たちのミスでリズムを崩すことが多かった。まずはミスを少なくすることが大事。その上で、周りとの距離を近く、お互いを意識してプレーしてほしい」。第2戦のカメルーン戦では2トップを組む大儀見、菅沢の距離が遠かったが、エクアドル戦では距離が縮まり、改善が見られたことも好材料だ。

 「2人のパス交換があったり、お互いを意識しているのが伝わってきた。エクアドル戦では大儀見が下がってボールをもらうことが多かったが、そこで菅沢に出したり、周りを生かすパスを出していた。いい距離感で2人の関係性が見えた」と小林さん。大儀見の決勝ゴールのシーンについても「宮間の正確なキック、ニアに飛び込む菅沢、こぼれ球をしっかり押し込む大儀見…全員が良かった」と評価した。

 小林さんが代表だった当時は、男子と違い、W杯でもメディアへの露出が少なかった。だが、前回大会で世界一になったことで、今大会は全試合でテレビの生放送があり、新聞紙面の一面を飾る。「それだけ期待してもらっている。プレッシャーをかけるわけではないが、女子サッカー界の未来を背負って頑張って欲しい」と言葉に力を込めた。

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