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勝てない清水にブーイング…ゴトビ監督「コメディーのようなミス」

[ 2012年6月24日 11:12 ]

<清水・鳥栖>前半25分、清水・大前がPKで先制ゴールを決める

J1第15節 清水1-1鳥栖

(6月23日 アウスタ)
 清水のJ1通算999点目は勝利に結びつかなかった。鳥栖相手に前半25分、FW大前元紀(22)がチームの4試合ぶり得点をPKで決めたが、後半11分に同点とされて1―1。ホームの公式戦は不敗記録を10に伸ばしたが、リーグ戦は5戦勝ちなしとなった。

 ようやくJ1通算999点が生まれた。だが、1万7696人が詰めかけたこの日のホーム・アウスタで1000点のメモリアル弾は達成できなかった。後半43分、FKからMF小野伸二(32)が頭で落としたボールをアレックス・ブロスケ(28)が左足でシュートを放ったが、相手GKの好セーブに頭を抱えた。途中出場の2人が計3本のシュートを放ったが、それでも総シュートは相手より2本少ない8本だった。

 リーグ戦は5戦勝ちなし。試合後は清水サポーターからブーイングが起こった。アレックスは前日夜に突然、腹痛に襲われ、先発を回避した。「食当たりだと思う。(自分が放った)2本のシュートをいずれもGKに止められたが、相手を褒めるしかない」とアレックス。最悪のコンディション。ロスタイムを含めた20分間、全力を尽くしたが、チームに迷惑をかけたことに申し訳なさそうな表情を見せた。

 ゴールに飢えていた攻撃陣は、立ち上がりから飛ばした。前半25分には4戦ぶり得点が生まれた。FKからFW高木俊幸(21)の左クロスにMF杉山浩太(27)が競り合った際、相手DFのハンドでPKを獲得。これを大前が左サイドネットに突き刺し、貴重な先制点を奪った。「流れの中で点を取りたかった」と大前。1000ゴールを目前に控えながら足踏み状態が続くが、そんな呪縛を次節30日の大宮戦で解き放つ。

 ▼清水・ゴトビ監督 開始から75分間はわれわれのサッカーができなかった。失点はコメディーのようなミスだったが、苦しい時期は必ずある。

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2012年6月24日のニュース