レーブ監督采配的中 ドイツ4発で4強進出

[ 2012年6月24日 06:00 ]

<ドイツ・ギリシャ>ギリシャとの準々決勝でゴールを決めるドイツのケディラ(中央)

欧州選手権準々決勝  ドイツ4―2ギリシャ

(6月22日)
 ドイツがギリシャを4―2で下し、準優勝した08年に続いて2大会連続で4強に入った。ヨアヒム・レーブ監督(52)がFWミロスラフ・クローゼ(34=ラツィオ)を今大会初先発に起用するなど大胆采配を的中させ、公式戦15連勝で4大会ぶりの優勝に弾みをつけた。

 ドイツが優勝候補の資質を証明した。終了間際のPKで2点差とされたが、4得点の快勝で今大会唯一の4戦全勝。8強に滑り込んだギリシャに地力の差を見せつけた。

 「チームが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。勝利に値した」

 レーブ監督が満足げに振り返った。得点ランク首位に並ぶFWゴメスに加え、中盤の両サイドで攻撃を担う主軸のポドルスキとミュラーを今大会初めて先発から外した。

 1トップに入れたベテランのクローゼはともかく、代表で実績が乏しい23歳のロイスと21歳のシュールレが準々決勝で初先発。敗れるようなことになれば采配ミスとの批判は避けられない。しかし、若手2人が高い技術で期待に応え、スペースをつくる動きで攻撃の幅を広げたクローゼが2―1の後半23分に追加点。ロイスも6分後に鋭い一撃でダメを押し「大きな自信になる」と笑った。

 ギリシャの裏をかくと同時に「新しい風を吹き込みたかった」とレーブ監督。クリンスマン前監督の下でコーチを務めた06年W杯後に監督に昇格し、テンポ良くボールを回す攻撃サッカーで頂点を目指してきた。失敗を恐れない若手登用でチームを底上げし、登録23人の平均年齢は24・6歳。「今大会最年少で未来に大きな希望がある」と太鼓判を押す顔ぶれはこの日の戦いで層の厚さを示し、主軸を休ませた一方で今後の用兵を読みづらくさせる効果もあった。

 06年W杯から欧州選手権も含む主要国際大会で4大会連続4強。10年W杯3位決定戦から公式戦15連勝と勢いは止まらない。安定感の中で唯一足りないのがタイトル。前回決勝でスペインに競り負けた指揮官は「選手と私は飢えている」と訴える。雪辱を期す強豪が、また一歩頂点に近づいた。

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