槇原敬之が感謝 「どんなときも。」のサビ、映画監督の助言で現在の歌詞になった!全然違う元歌詞を明かす

[ 2024年5月26日 18:30 ]

シンガー・ソングライター槇原敬之
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 シンガー・ソングライター槇原敬之(55)が25日放送のFM COCOLO「槇原敬之・Sweet Inspiration」で、大ヒット曲「どんなときも。」の誕生秘話を語った。

 91年6月に発売し、ミリオンヒットした同曲。東京・乃木坂の喫茶店でレーベルのスタッフから映画主題歌のコンペ参加を打診されたのが始まりだった。題名が「就職戦線異状なし」でキャストが織田裕二と仙道敦子という情報のみだったが「やります、やります」と二つ返事。店を出て「浮かんできた!」と角にあった短い石柱に腰掛け歌詞を書いたという。

 「当時、大学に行ってほしい母親、音楽をやりたい僕。ほぼ毎日毎晩、電話をすれば大揉めに揉める…心身ともに超くたびれるような毎日を送ってた」と吐露。「でもやっぱり僕は生まれてこのかた、こんなに好きな事ってないんだよって。風邪引いたらラッキー学校休める!って思うけど、音楽をつくることに関しては風邪引こうが、頭痛かろうが絶対に休みたくないって思える。こんなにやりたいと思ってるのにどうして伝わらないのかなと悶々としてた」と振り返り、「就職戦線異状なしってテーマだったので、好きなものは好きだ!って気持ちをぶつけようと思って作った」という。

 ただ、♪「好きなものは好き!」と言える気持ち抱きしめてたい、という歌詞は後に付けたという。元々のサビの歌詞は、♪どんなときも どんなときも あの高いススキの間に 遠く近く見えた 星の強さ忘れていない、と全然違うものだったことを明かした。

 「子どもの頃に見た何かを僕は忘れていない(という意味を込めた歌詞)と言ったら、映画監督に“これじゃ分からない”って言われたんで、思いっきり分かりやすく、“僕が僕らしくあるために 『好きなものは好き!』と言える気持ち 抱きしめてたい”にした」という。「監督が言ってくれたことのお陰で多分、この歌は皆に好かれたんだと思います。今でも監督には感謝しています」と語った。

 「就職戦線異状なし」は、映画「デスノート」なども手掛けた金子修介氏が監督を務めた。

 また、槇原は「この曲ね、実を言うと、僕の中でインスパイアされた人がいて。高橋幸宏さんだったんですよ」と告白した。ライブではバージョン違いを演奏することが多かったが、今回のツアーではオリジナルバージョンを披露。「“正調どんなときも”をやってバンドメンバーが演奏したときに、自分がなぜこの曲を高橋幸宏さんからインスパイアされて作ったか答えが見えた。使ってる音とかけっこう幸宏さんを意識してるんだな、と。青春っぽい感じの中に幸宏さんが混じってました」と自分の中で再発見したようだった。

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