MLB通訳の年収は?仕事は?元球団通訳・小島氏が明かす「ワールドシリーズ分配金でマンション買った」

[ 2024年3月27日 17:37 ]

大谷翔平(右)と水原一平氏
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 MLB2球団やWBCなどで通訳を務めた小島克典氏が27日、MBSテレビ「よんチャンTV」にリモート出演。ドジャース・大谷翔平(29)の元通訳・水原一平氏(39)の違法賭博問題を受け、MLB通訳の仕事について解説した。

 水原氏の解雇に伴い、大谷の通訳を務めるドジャースのウィル・アイアトン氏に注目が集まる中、2人の違いについてまずは語った。

 「日本語と英語を訳す通訳の立場から見ると、比較的ダイレクトに言葉を選んで素直に訳す“直訳タイプ”と、行間も含んでニュアンスを中心に伝える“意訳タイプ”がいる」といい、「アイアトン氏は前者、水原氏は後者。どちらが良い・悪いとかではなく2タイプいる」と説明。自身については「英検4級しか持ってないコテコテジャパニーズなので、気合で訳すガッツイングリッシュ。意訳タイプだと思います」と笑った。

 通訳は、選手がグラウンドで最高のパフォーマンスをするためにサポートする役目だとし、公私にわたり選手をサポートする通訳もいる。英語に不慣れな選手がストレスを感じ、銀行口座の開設や納税手続きの手助けを通訳に頼むという場合もあるという。

 米メディアでは水原氏が年収4500~7000万円と報道されたが、小島氏は「こんな金額が頂けてたら僕も通訳を続けていたかった」と現実味がない数字だとコメント。「僕が働いていたのはだいぶ前ですけど、ゼロ1個少ないぐらいですかね」と赤裸々に打ち明けた。「ただ、チームがプレーオフに進出すると桁違いのボーナスをいただけるのがMLBスタッフの魅力のひとつ」とも語った。

 「私が在籍したチームはワールドシリーズに進出した。シリーズ終了後に(日本に帰国すると)国際郵便が届いた。クリスマスカードかと思ったらワールドシリーズの分配金。びっくりするくらいの額の小切手で、マンション買いました」と明かし、スタジオメンバーを驚かせた。

 「付帯の条件を含めると夢のある仕事ではありますが、一方で翌年はチームが最下位。自分でコントロールできる領域じゃないので、運やタイミング、縁が絡み合ってる仕事です」と解説した。

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