新劇場「SkyシアターMBS」こけら落とし　藤原竜也主演「中村仲蔵―歌舞伎王国　下克上異聞―」

舞台「中村仲増」で熱演する藤原竜也
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　大阪・梅田に誕生した新劇場「SkyシアターMBS」が27日、俳優・藤原竜也主演の舞台「中村仲蔵―歌舞伎王国　下克上異聞―」で幕を開けた。

　江戸時代中期に実在した破天荒な歌舞伎俳優・中村仲蔵の生きざまを描いた話題作。藤原は劇中劇として「仮名手本忠臣蔵　五段目」、「舌出し三番叟」に挑み、圧巻は歌舞伎十八番でも知られる「外郎売」の長ゼリフ。超スピードでまくし立てると客席から大きな拍手が巻き起こった。

　終演後、スタンディングオベーションと拍手声がかき消される中、藤原は「この劇場の記念すべき初日です。劇場とともに、俳優陣も成長して頑張っていきたいと思います！」などとあいさつ。続けて「藤原では荷が重いので…」と、市川團十郎役で熱演した高嶋政宏にバトンタッチ。高嶋は「こけら落としということで心をひとつにして一本締めで…」と音頭を取り、満員の客席とピッタリそろった一本締めで“お開き”となった。公演は31日まで。