清原博弁護士 大谷翔平“質疑応答なし”に「私が代理人弁護士だったら同じアドバイス。なぜかというと…」

[ 2024年3月27日 10:55 ]

清原博弁護士
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 国際弁護士の清原博氏(53)が27日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。ドジャース・大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、専属通訳だった水原一平氏(39)の違法賭博問題について初めての取材対応となる会見をドジャースタジアムで開いたことについてコメントした。

 大谷は、声明を発表した11分33秒の中で、手元にメモを置き、「結論から言うと、彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで、みんなにうそをついていたことになります」などと説明し、自身の賭博、違法ブックメーカーへの送金を含めて賭博への関与を完全否定。新たな水原氏のうそについても言及し、今後は大リーグ機構(MLB)、警察などの調査、捜査に全面協力する意向を示した。米メディアの報道では、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金された。

 大谷が問題を初めて知ったのは、水原氏が「私はギャンブル依存症」と告白した20日の開幕戦後のミーティングだった。その後、ホテルで水原氏から事情説明を受け「やっぱりこれはおかしい」と代理人、弁護士、ド軍と協議。「弁護士は窃盗と詐欺なので、警察当局に引き渡すという報告をしました」と21日の解雇までの経緯も明かした。

 清原氏は、米メディアなどが質疑応答がなかったことを指摘していることについて、「私も質疑応答はやった方がいいかなとは思います。しかし、もしこの状況で私が仮に大谷選手の代理人弁護士だったら、私も同じように質疑応答はしないようにアドバイスします」と言い、「なぜかというと、あの場では、大谷選手のご自身の認識したこと、見たり聞いたりしたことをきちんと述べる場であって、けっして想像だとか憶測とかを述べてはいけない場なんです」と説明。

 そして、「例えば、“水原さんはどうやって銀行口座にアクセスできたんですか、そこが疑問です。説明しなかった大谷選手はどうなんだ”と言われていますけど、そこは大谷選手だって、自分の知らないところでアクセスされているんだったら、水原さんがどういう手口、やり方でやったかをこと細かに詳細を説明できるはずがないじゃないです」と指摘し、「その状態で聞かれた時に大谷選手が“分からないですけど、おそらくこうじゃないですか”という憶測が入って来る。憶測で物事を述べると、そこが一人歩きしていって不要な物議とか疑惑が生じる」とした。

 そのうえで、「きちんと水原さんがどうやってアクセスしたかというのを確認して自信を持って言えるような事実が把握できない限りは、憶測で物事を言う段階ではない」とし、「質疑応答すると、こういった憶測がすべて大谷選手に来るかもそれない。だとしたら、それはやめた方がよくて、記者会見の後に事実関係が判明したら代理人弁護士がコメントを出すなり、追加で情報を出すという形の方が私は危機管理として正しいと思います」と自身の見解を述べた。

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