NHK大河「光る君へ」③　柄本“道長”はのんびり屋さん

「光る君へ」に出演する吉高由里子と柄本佑
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　女優の吉高由里子（35）が主演する大河ドラマ「光る君へ」（日曜後8・00）が7日にスタートした。主人公は源氏物語の作者として知られる紫式部で、その生涯の“ソウルメート”として知られる藤原道長を演じるのが俳優の柄本佑（37）だ。

　一般的に道長は、辣腕（らつわん）を振るって時の権力全てを掌握した人物として知られている。ただ、制作統括を務める内田ゆき氏によると、今作で描かれるのは「のんびり育った普通の青年」だという。紫式部とは心が通じ合い、その創作の原動力になる役どころでもある。

　内田氏は「男性の人生の折々を演じつつも、紫式部の心に寄り添う姿も求められる。そんな高度な要望を満たしてくれるのは柄本さんしかいないと思いました」とキャスティングの狙いを語った。柄本も「三男坊らしく、ちょっとゆったりしたのんびり屋さん」と自身の役柄を分析。「ラブの要素もあったり、血なまぐさい政権争いがあったり、これからどんどん面白くなっていきます」と期待感をあおった。（続く）