輪島市出身の漫画家・永井豪氏 被災地へ思い 記念館が被害も「また描いたり作ったりすることが出来る」

[ 2024年1月10日 18:52 ]

永井豪氏
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 石川県輪島市出身の漫画家・永井豪氏が10日、所属するダイナミックプロダクションのX(旧ツイッター)を通じて思いを公表した。

 輪島市内の朝市通りには、同氏の記念館もあるが、火災で外壁が焼け落ち、建物の内部が露出するなど、大きな被害を受けた。だが、永井氏は「毎日報道される故郷・輪島の映像と、私の頭の中に記憶している故郷の景色とのギヤップに愕然とし、心を痛めています」と書き始め、「このたびの地震で輪島市および輪島市立永井豪記念館も被災したことを知り、私のことを心配した方から温かいお言葉を毎日いただいております。この場を借りてお礼を言わせてください。本当にありがとうございます」と感謝。

 また「記念館については、おそらく多くの展示物が被害を受けのではと思いますが、私は現役のマンガ家ですので、もし失われていたとしても、いくらでもまた描いたり作ったりすることが出来ると思っています。そのこと自体は大したことではありません。それよりも今は、輪島をはじめとする各地で被災されたみなさんが一日でも早く元の生活を取り戻せるよう、少しでもお手伝いができればと思っております」とつづり、最後に「会震等もあり予断を許さない日が続いており、今はまだ先のことを考えられる状況ではないかもしれませんが、頑張って乗り越えていきましょう!」と呼び掛けた。

 また、ダイナミックプロダクションも「能登半島地震におきまして被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。先日来、輪島市立永井豪記念館および永井豪につきまして、やむことなくご配のお言葉。お見舞いのお言葉を賜っております。みなさまのお心遣い、本当にありがとうございます」とし、まだ永井豪記念館の被害状況は明確に把握ができていない状況だと説明。また、「昨年2023年6月より 記念館における常設展示のために弊社から輪島市にお貸出ししております永井豪の原画と永井豪作品の立体 物および映像作品の被災状況に関しましてはまだ明らかではありませんが、それ以外の原・原画等につきま しては現在も輪島市ではなく弊社が所有しており、変わらず弊社の管理下にありますことをお知らせいたします」と伝えた。

 永井氏は「マジンガーZ」「グレートマジンガー」「キューティーハニー」「デビルマン」など数々の名作漫画で知られる。

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