吉村知事 松本人志の万博アンバサダー「休止」 英字新聞「ジャパンタイムズ」報道、世界から厳しい視線も

[ 2024年1月10日 05:30 ]

2022年11月3日、御堂筋ランウェイ2022に登場した(左から)吉村大阪府知事、ダウンタウンの松本と浜田
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 大阪府の吉村洋文知事(48)が9日、2025年大阪・関西万博の「アンバサダー」を務めている松本人志について「芸能活動を休止されるということなので、その期間はアンバサダーとしては活動されず、休止になると思う」との見解を示した。府庁で取材に応じた。

 松本はダウンタウンとして20年に「万博アンバサダー」に就任。吉村知事は「事実関係が明らかになった段階での判断になる」とした。その上で「僕自身の意見を申し上げた。万博協会(2025年日本国際博覧会協会)として何か正式に決まったものがあるわけではない」と付け加えた。

 日本国際博覧会協会の会長を務める十倉雅和経団連会長は9日の定例会見で「対応を検討する。向こう(松本サイド)の考えもあるし、もう少し情報を集めたい」と述べた。

 一連の騒動については、日本の英字新聞「ジャパンタイムズ」が報道。海外にも広がりつつある。報道を基に、各国から厳しい視線が注がれることも考えられる。資材の高騰などで経費が莫大(ばくだい)になっているほか、各国のパビリオン建設が進まないなど、万博を巡る情勢は厳しい。その中で、ダウンタウンにはアンバサダーとして国民への浸透を図る役割が期待されている。それだけに、松本が離脱となれば、影響は大きい。

 万博協会は取材に「今回の松本人志さんに関する報道と活動休止の発表については承知しておりますが、コメントは差し控えます」とした。「現時点でアンバサダーが登場するようなイベントなどの予定はない」という。

 吉村知事は「正確には万博協会と吉本興業の協議にはなるかと思う」と強調。相方の浜田雅功(60)が一人で継続するのかも含め、万博の“顔”の去就にも注目が集まる。

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