八代亜紀さん急逝 リポーター阿部祐二は含蓄ある教えに感謝「このようになっちゃ絶対にダメなのよと」

[ 2024年1月10日 18:07 ]

リポーターの阿部祐二
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 元俳優でテレビリポーターの阿部祐二(65)が10日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に電話出演し、昨年12月30日に死去していたことが分かった歌手の八代亜紀さん(享年73)との思い出を明かした。

 八代さんの所属事務所は9日、公式サイトで、八代さんが急速進行性間質性肺炎のため死去したと発表した。葬儀は8日に執り行われた。

 阿部は24歳の時、俳優として読売テレビ制作の「悲恋」でドラマ初出演。八代さんが主演で、阿部がその相手役としてオーディションで選ばれた。

 阿部は「40年前に八代亜紀さんの相手役候補ということで、1次、2次、3次とオーディションがあったんです」と回想。「3次のオーディションの時に、僕ともう1人の役者が選ばれていて、監督とプロデューサーはもう1人の人を推していた」というが、「八代さんが僕を強く推してくれたので、八代さんの相手役ということで。役者としての礎を築かせてくれた。僕にとっては恩人なんですよ」と、八代さんへの恩を明かした。

 八代さんは何かと阿部をかわいがってくれたという。「ドラマが終わった後も面倒を見てくれました」。ある日、八代さんが阿部を番組の楽屋に呼んだという。「“楽屋の入り口のそばのソファに座っていろ”と。“いろんなものが見えるから。いろんな歌手、タレントが入ってくる。よく見ていなさい”。ある光景を見て、“あなたね、このようになっちゃ絶対にダメなのよ。反面教師にしなさい”と。本当にいろんなことを教えてくれた」。含蓄のある言葉で、常に謙虚さを忘れないよう教えをくれたことを明かした。

 阿部は俳優からテレビリポーターに転身したが、八代さんにはなかなか報告する機会がなかったという。「そんな時、ぱっと会った時に、“実は私、リポーターに転身しまして”と言ったら、八代さんがこう言うんです。“あなたね、すごく合ってるわよ。すごくいいわよ”と。つい昨日のことのように思い出しますね」と懐かしんだ。

 八代さんは昨年9月、皮膚炎の症状を伴う膠原病と診断されたことを公表し、活動を休止した。阿部は「日ごろ“私、スケジュールが毎日ないとダメなのよ。毎日仕事しているの。それが私なのよ”と言われていたので、休止ということはよほど具合悪いのかなと心配した矢先なので、はっきり言ってショックですね」と、無念を口にしていた。

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