内藤剛志 家なき子で13歳安達祐実にしたアドリブ だが上回る対応をされ「子役じゃないんですよ。目が」

[ 2023年12月11日 22:18 ]

俳優の内藤剛志
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 俳優の内藤剛志(68)が、9日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴」(土曜後9・00)にゲスト出演。大ヒットドラマ「家なき子」で共演した安達祐実(42)との思い出を振り返った。

 30代後半、俳優としても脂が乗ってきた時期に、出会ったのが「家なき子」だった。社会現象にまでなったドラマで、内藤は安達祐実演じる小学6年生の相沢すずを虐待する父親役で「おい、すず!」「酒買ってこい!」というセリフが有名になった。

 「今でも言われますよ」と最悪の父親役のイメージが今でも消えないという内藤だが、安達のプロ魂には忘れられない一コマがあった。

 当時、安達が首から下げる「がま口の財布」を引っ張り、「金あるじゃねえか。酒買ってこい」というセリフがあった。内藤は「安達祐実って、子役じゃないんですよ。目が」と話し、その場面を説明した。漫才師で言うと「ボケ」「ツッコミ」が目の合図だけで分かることもあるが、「(安達は)これが分かるやつだなと思った」と、ある演技を突然加えた。

 内藤はカメラマン、プロデューサー、ディレクターにだけは「ごめん。本番ちょっと違う演技をするから」と話し、加えた演技が「サロペットを着ているんですけど、サロペットごとつかんで振り回したんです」と、アドリブでダメな親父役を上乗せした。

 「多分、祐実ちゃんは“おいしい”と思ったはずです。(当時は)13歳。お互いに話さないんです。言っちゃうとおしまいだから。でも、祐実ちゃんは“おっさん、おしいかったんちゃう、今の?”」という視線を返してきたといい、才能に気が付いたという。

 その後、内藤は27クール連続でドラマ出演という“偉業”を達成。1995年から2001年7月期まで計30作品連続で出演する「連ドラの鉄人」と呼ばれるまでになったが、安達との出会いもきっかけになったかもしれない。

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